ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

SEはシステム開発のソムリエでなければと思ったりした

おしょうさん に以前、ワインのソムリエの話を聞いたことを思い出した。いわく「ソムリエは、飲んで葡萄の品種や産地を当てるなんてことはあたりまえで、そのワインの味を適切な言葉で表現できないとダメ」というようなことだったと思う。

例えば「初夏の若々しい緑を思わせるような、新鮮な味わい」とか「秋の実りを感じさせるしっかりとした味わい」とか言われて、飲んだ人が「あ、ほんとだ」と感じるというのは、単なる技術じゃなくて、すごく創造的な能力だろう。

で、ふと思ったのが、じゃあ飯のタネであるSEで、自分はどうよ? ということ。たしかにお客さんのニーズを嗅ぎ取り、それを具体的に実装するには、どれだけの人数と期間、しいてはお金が必要なのかは「普通の言葉」で表現できないといけない。なぜならば、お客さんは情報技術のプロではないからだ。

もちろん「初夏の若々しい緑を思わせるような、新鮮なシステム」とか言わずに「お客さんのニーズをお伺いしますと、A機能にこれだけ、B機能にこれだけ必要です、なぜなら…」という言葉にして、お客さんに「うーん、たしかに」と言ってもらう技術が必要なわけだ。

で、お客さんがOKくれたら今度はそれをプログラマに「初夏の若々しい緑を思わせるような、新鮮なシステムを作ってくれ」とか言わずに「A機能ってのは、お客さんがこういうことをしたいからで、それに必要なこれとこれを作って」という言葉にする必要があるわけだ。

というわけで、がんばっていろいろ表現するんだが「kshさんのたとえ話は飛躍しすぎてよくわかりません」といわれる今日この頃です。