花のように散るつもりはないのです
最近、仕事もプライベートも色々てんこもりでおつかれでございます。週末は子供の剣道につきあった後は大概寝てる。平日に仕事をガシガシをするために週末を気分転換じゃなくて体力回復に使うなんてのはやっぱり間違ってる。それでも月曜日になるとなぜかガシガシと仕事してる自分はちょっとおかしいんじゃないだろうか。
で、話は突然飛ぶのですが、ひさびさに
ZERO―The flower blooms on the ring………alone. (上) (Big spirits comics special)
- 作者: 松本大洋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/08
- メディア: コミック
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運動能力の極めて高いボクサーはね、稀にではあるけど、 リングの上でしか呼吸が出来なくなることがあるんだよ。
なんて台詞があって、これを読んでから、自分の能力が極めてどころか普通にすら高いと思ってるわけではないのですが、どーも最近「仕事してるときしかちゃんと生きてない」ような気がしてきて怖くなってきた。初めて読んだ20代のころ「わけわかんないけどなんてカッコいいんだ」なんて思ってたんですが、おっさんになった今読むと「相変わらずわかんなくてカッコいいけど怖い」と、感想が変化している。
作者の松本大洋氏は自身の作品について「私の作品は、私がどういうつもりで書いたか、というのは意味がなくて、読んだ人がそれぞれ感じた意味が正解なんです」みたいなことを言ってたと思うのですが、若いころの自分は「自分のやりたいことに全てを注いで花のように散るのは美しい」と思っていたのが、どうやら年相応(?)の変化が生じている模様。
アキオも私も夢みてた。 もしかしたら五島さん倒せるかも……でも今、目が覚めた。 だからいいです。 これでいいです。
こうしてアキオは1RでKOされるわけだが、私は目の覚め具合が中途半端な気がするので、とりあえず来週は一日休もうと決心。
とりあえず、心を休めるには「花男」と「鉄コン筋クリート」のどちらを読むべきかしら。
花男 (1) (Big spirits comics special)
- 作者: 松本大洋
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鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)
- 作者: 松本大洋
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「花男」はラストが超人的ハッピーエンドなので、今回の趣旨からすると「鉄コン」のほうがいいかな。ラストまでがつらいですけど。