ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

知識と想像力

はてなの質問 本能寺の変について教えてください。明智光秀のこのクーデターはかなり成功の見込みはあったのでしょうか? を面白く読んだ。歴史とは知識と想像力があれば、こんなにも楽しいものだというのに、学校では全く興味が無くて、いつもテストではひどい点を取っていた。これは悲しい損失だ。

ソフトウェア開発も作曲も同じことで、たとえば言語の知識と「こんなソフトがあったらいいな」と思いつく想像力があって初めて実装されるのだし、スケールや和音やリズムの知識と「こんな音が鳴ったらいい感じ」という想像力があって初めて演奏されるのだから何でも一緒のような気はする。

知識とは「点」だ。本能寺の変で信長は死んだ。C で char は 1バイト。ソとシとレの音が同時に鳴るとドミナンドとなり聴いた人は不安になる。

想像力は「線」だ。光秀は秀吉に敗れたときどのような想いだったのか。美しいアプリを書くためにライブラリが用意すべきはどんなインターフェイスか。ドミナンドからトニック(ドミソ)に行くと見せて突然転調したら聴いた人はどう感じるのか。

そして、たくさんの「線」から「面」が作られ、歴史小説となったり、良いソフトとなったり、美しい曲となったりするのかと思ったわけです。

それはさておき、場の空気を読むための知識と想像力は、どうやったら身につくのだろうか。