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終わっちゃいましたね。

論理的に考える技術 図形化すれば考えはこんなにまとまる

本エントリは本が好き!にて献本いただいた下記の本についての書評です。


論理的に考える技術 図形化すれば考えはこんなにまとまる
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書評データ

帯を読む。
「考えを『図形化』←→『ヴィジュアル化』することで誰でも論理的に考えることができる」
「科学・ITの仕組みや理論などを図で基礎の基礎から解説『だからよくわかる』『だからおもしろい』」
ページをめくった。
「はじめに」として、3ページの文章が書いてある。普通ここを読んで、本全体のコンセプトを把握するのだと思うのだが、まず最初の書き出し

数年前からフォトリーディングが流行し、これを象徴する速読がブームになっている。

で「そうなの?」と思ったのだが、おそらくこれに同意しているという前提で以降の文章が書かれているようで、目に入っている文字が脳に届かない。

目次を見た。私は目次を重視する。目次はあらすじである。目次は本の中身の象徴である。
いつもは、目次を読んで「ああ、こういう風に展開して理解させるというストーリーで考えてるんだな」と大まかな流れを予測するのだが、まったく予測がつかない。
脂汗が出てくる。

第1章 文章の構成を理解する
(1)「論理的に考える」の私的解釈

私的解釈?

第2章 文章をヴィジュアル化する
(1)コラムをヴィジュアル化する(1)
(中略)
まずは私のホームページ(略)に寄稿した文章である。

「私のホームページ」に「寄稿」?
それはさておき、その後に続く例文のコラムが面白くない。もちろんそれは私の好みというものだろうが、コラムを面白く読んで、自分もそんな風に面白いコラムが書きたい、と思わなければ、そういうコラムの書き方を会得したいとは思わないというのはごく自然なことだろう。逆に言うと、そのコラムを面白いと思った人にとっては本書は良いものかもしれない。というわけでそのコラムにリンクを張ろうかとも思ったけれど、それもつらいので興味のある方はネットのどこかにあるみたいなので検索してみてください。

ものすごく、マイク・ロイコのコラムが読みたくなりました。

ちなみに本書で使われている全ての例文が、著者ご本人のものです。どこかから、一般的に評価が高い文章を取り上げて、分析したほうがよかったのではないかと思いました。

自分から望んで献本いただいたにも関わらず、こんな書評しか書けなくて申し訳ありません。私はアマチュアなのだ、ということが良く理解できました。

ちなみに、この本を読み終えて一番最初に思ったことは、戦後の巨星 二十四の物語 が面白くなかったらどうしよう、ということでした。読んでみたらおもしろかったので、ほっとすると同時に、早く全部読んで書評を書かねば、と思いました。最初の書評は絶対に「よかったです!」と書きたかったので。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。