ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

3連休最後の日に「嫌われ松子」

というわけで、書評ばかり書いてなにやってるんだ俺と思いつつな私ですが、先週の仕事がかなり大変で(ひさびさに27:00退社とか)くたびれていたので、寝てばかりいました。
初日は午前中寝て、昼ご飯食べて寝て、夕方起きて晩御飯食べて21時に寝て、次の日は9時から子供を剣道につれていって自分はラッパの練習して、昼ご飯食べて寝て、最終日の今日はやっと昼寝をせずに一日過ごすことができたため以下のDVDなど鑑賞。

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

中島哲也監督の前回の作品「下妻物語」が非常におもしろかったので、今回もかなり期待して鑑賞。
しかし今回の話は一言で感想を言えるほど甘いものではありませんでした。

正直私は他人の複雑な心情とか、そういうのがよくわかりません。つらいことがあって、自棄になって我が身を滅ぼす方向に全力疾走する人の気持ちが理解できません。そういうことを「まあ、人間ってそういうところもあるよね」とかのあたりで理解できないのが私の空気の読めなさの原因じゃないかと思います。

しかしこの作品を見てるとそういう「気持ち」の問題じゃなくて、ある日ちょっとしたことから松子の人生がレールを外れて暴走を始め、もう本人には止められない。大切なことがわかるのはすべてが終わったあと。という状況を見ている「松子の甥」の目線で、ものすごく混乱しつつ、食い入るように見てしまいました。

というわけで、非常に楽しみつつも、混乱を残して、作品はエンディングに入ってしまい、なんだか取り残されたような気分ですが、とりあえず、以下のようなことを思いました。

  • 大切な人が誰かをちゃんと知り、それをちゃんと伝えよう
  • 「信念」が自分の目を曇らせていないかを判断する方法はないものか

それにしても最近邦画がおもしろいです。いいことですね。