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終わっちゃいましたね。

今すぐなれる「見た目」美人 43のルール

本エントリは 本が好き! にて献本いただいた本についての書評です。

著者の竹内一郎氏は演出家だそうです。私感ですが、人の「見た目」は「中身がにじみ出た結果」であると思っています。なおここでいう見た目とはブスだとか美人だとか、そういうことではありません。例えば、初めてのお客さんのところにご挨拶に行く際にだらしない格好をしているプログラマは、技術の有無はともかく、かなりの確率で「チームワーク」に期待できません。

さて、ここでタイトルが『「見た目」美人』とありますが、ここで誤解が生じる可能性があるかと思いました。この本で書かれていることは全て「相手に対して敬意を示すにはどうしたらいいのか」という視点です。なので、例えば「一緒にいる人に対して自分が何かリスペクトしたい」という気持ちを表すにはどうしたらいいか、ということが書いてあるのです。逆にそういう気持ちではなく「とりあえず外見を繕う方法」だと思って読んでも価値はありませんのでご注意ください。

見た目のリスペクトは重要だと思います。剣道で形を始める前には木刀のさやの部分を右手で持ちます。なぜかというと真剣の場合、この状態では剣が抜けないのです。なので「あなたに敵意はありません」ということを示します。そして、相手と呼吸を合わせて左手に持ち替えます。これは「今から始めますのでよろしくお願いします」ということを示しています。剣道の形は防具をつけずに行うので一つ間違えれば大怪我をします。なので、リスペクトを示せない相手と一緒に形をやることは危険なのです。

仕事やプライベートで一緒にいる相手に自分の気持ちを伝えるためのアドバイスがいっぱいつまった本書。★5つのお勧めです。

ところで私は男なんですが、なんで献本依頼したんだったっけ…。あ「とりあえず外見を繕う方法」の本だと思って、そのノウハウを仕入れとこうと思ったんだった、というわけで、そういう気持ちだけの人はご注意を。でも読んで損はないですよ。


今すぐなれる「見た目」美人 43のルール

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