Stan Getz & Bill Evans
職場の近くのツタヤがCD半額ということでいそいそと借りに行く。ちなみにこの店でジャズのアルバムは、マイルスは20枚近くあるのにチャーリーパーカーが一枚もない。結構不思議である。
CDの並ぶ棚を眺めるのはなかなか楽しいことですが、ふと見つけたのが
Stan Getz & Bill Evans
posted with amazlet at 12.12.06
いや二人とも好きやけど、この二人が一緒にやったらどーなるのか。
悩んでとりあえずその日は借りるのやめたのですが、
次の日やっぱり借りてしまった。
二人ともいかついフレーズをバリバリやりまくり、というタイプでないので、どんな音になるのかと思ったら・・・、いやおもろいですね。ゲッツもエヴァンスも、ぱっと聴き「いわゆるおしゃれなジャズですねえ」と思うような音。
でも管をやる人ならわかると思うけど、ゲッツのテナーって、すごいフレーズをさらりと吹いたり、ただの1音をいろんなニュアンスで吹き分ける。
エヴァンスはソロもいいけど私はバッキングがとにかく好き。とにかくフロントの邪魔しないレベルであの手この手のフレーズを飛ばす。「とりあえずバッキングしてます」感がまるでない。
でも「背筋を伸ばして一音足らず聴くべし聴くべし!」なんて感じもしない。そういう聴き方もできるだろうけど、疲れたときに単に「きれいだなあ」などと思いつつ聴ける。
そういうジャズがやりたいとは思うけど、まあむずかしいことはできないので、せめて「なんかわかんないけどいいね」と思ってもらえるようなラッパが吹きたいものです。
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