ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

プロジェクト管理のテキストを読んで思う

立場上、プロジェクト管理の勉強などさせられているのだが、テキストを読んでいると、どうもプログラマの立場がすごく低く書いてあっていやな感じだ。

例えば「正しいものに○をつけろ」の問題の中に「プロジェクトにおいてもっとも重要なものはプログラマのスキルである」が、まあ「もっとも」なんて言ってるから当然×なんだけど、重要度は高いでしょうが。大して重要じゃないみたいな感じをわざわざ与えてませんか?

あと練習問題で、工程が遅れたときにどうリカバリするかを考えたりするんだけど、遅れた原因が「プログラマXのコーディングスキルが想定より低いせいだった」とかいう問題だったりするんだが、それって「人員アサインミス」という視点はないのかとか思ったりする。「見積もりが間違って少なくしてた」とか「要件が抜けてた」なんて設定の問題は見当たらないけど、そういうことのほうが多いと思うんですが。

確かにプロジェクトのプログラマが全員高スキルなんてことはありえないけど、メンバーに高スキルのプログラマが一人いれば、いろんなリスクをヘッジできる。高スキルのプログラマは、仕事が速く、品質がよく、クリティカルな問題を解決することができる。SEがどうにもできない状況をなんとかしてくれる存在なのだ。

もちろんマネージャがそういう人の存在に甘えてはいけないし、高スキルを自負するプログラマも本当に高スキルなのか、を自問すべきなんだろうけど。ちなみに高スキルとは技術力だけでなく、コミュニケーション能力とかも含めた意味で言ってます。バリバリ書けても扱いに困る人は要りません。