Live at Blues Alley
最近のマイ・ヘビーローテーション。ずいぶん昔に買ったものなのだけど。
- アーティスト: Wynton Marsalis
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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このアルバムが何がうれしいかというと、3コードが、Juan 3テイク、Au Privave、Much Later と5曲も入ってること。いわゆる12小節。
12小節の使い方にはいろいろあるけど、このアルバムではラッパとピアノが「ここを越えたら崩壊」の一歩手前までリズムやスケールをゆさぶり、ギリギリで引き返す。ピアノのマーカス・ロバーツは盲目なので「適当に鍵盤叩いてんじゃないの?」と思いかねないのだが、最後にピシッと戻ってくる。よくよく考えると見えないんだから、キュー(手を挙げたりしてソロの終わりを予告したりすること)が使えないんだけど、いったいどうやってあわせてるんだろうか?
なんでウイントン・マルサリスのラッパは、極限まで膨らんだ風船みたいにあやういのにやさしい音色なんだろうか?
そんなことを思いながら延々と聞いてます。