あやまちの対応
元マイクロソフトの古川さんがWindowsVistaに関する問題点の指摘で勘違いを認め、一時削除した記事の再掲載と、謝罪したエントリ を読んだ。古川さんぐらい偉い人でも間違えて突っ走ってしまうことがわかって何かほっとしたような気もする癒しのエントリですらあった。
しかし、もしまだ古川さんがマイクロソフトと何らかの利害関係のあるポジションにおられたとすれば、もっと複雑な事態に陥ったことは間違いなく、そういう意味でよかったと思った。まあ、そうでなければ、あんな表立ってVistaのRC1の問題点を指摘できないだろうけど。
これから、RC1やRTMをプレゼンで使うマイクロソフト社員の方々、頑張ってくださいね!!! 私は、しばらくXPを使ってプレゼンすることにいたします。あしからず...
そこまでいいますか…って感じですが、実際そうなんでしょうね。
ところであやまちの対応といえば、ちょっと悲しい話があって、チームのOくんがバグ入れしてしまい、それの修正を次の週にやることにスケジュールされたのだけど、原因が自分のチームのバグ入れのせいだと報告がなかったので、あやうくお客さんに「こんな作業聞いてないですよ! 他の工程への影響も考慮してるんですか?」などとバカな文句を言いそうになった。直前で(なぜか)判明して、そのような事態にはいたらなかったのだが。
で、ちょっとソフトにOくんに「今週こんな作業やることになってるんだけど、これなに?」ととぼけて聞いてみた。Oくんは苦笑いしながら「すんませんバグいれちゃいました」と言った。
うーむ「まずいことは報告しないタイプの人間なのね?」と思わず言いそうになったのですが、あんまり身のある議論もできそうな気がしなかったので、文句言うのはやめました。
大人になると叱ってもらえないということに気付いて欲しいんだけど。