つらい仕事について
いま今週末のリリースに向けて必死でお仕事中。工程もきついし、わけわからんことも多いのだけど、あまりつらいという気分はない。何とかしてみせる(ちょっと自信なくなってきたけど)という意気込みはあまり衰えていない。
ふと新人くんに「設計と製造と試験ってどれが一番つらいんですかね? 同期の子が試験が一番つらいって言ってましたけど」と聞かれて思い返してみたのだけど、よく思い出せない。デスマーチは別ですけど。とりあえず「つらいこととかっておじさんになると忘れてしまうらしい」と答えておいた。
しかし開発フェイズ毎につらい・つらくないというのはないけれど、仕事でつらい場面というのはいくつか思い出した。
そのむかし Ruby でバグトラッキングシステムみたいなものを作ったことがある(1.4ぐらいのとき?)。メールの Subject に 案件の ID を入れておくと ID 毎にメールをサーバに保管した後、登録メンバ全員に転送されるようにした。やりとりの一覧を Web から参照できるようにした。現在の残件の状況や解決した問題の履歴が参照できるようにした。まだ何にもない(というか知らない)時代だったので RDBMS も使わずテキストを正規表現でパースし、メール送信も sendmail 直叩き。Web 表示は CGI で HTML を生成するという、古き良き時代の Web アプリケーション だった。
これが仲間内では結構好評で、みんないろいろ役に立ったと言ってくれたので、評価の時、そういうのを作りました、と言ったら「Ruby って何? なんかわからないけど評価できない」と一蹴され、その後メンテを続ける気力を失ってしまったのはつらかった。メンテされないシステムは使われなくなるのが世の常。会社辞めるときに rm -fr hoge して消してしまった。
あと、1年でやる予定が半年で終わり、前半期の評価で±0の評価の案件が、今年度はもうやることがないので放置しててもキープだと思ってたら、例のデスマーチにぶちこまれて、現地に監禁状態され、評価面接もなく後半期でいきなりマイナス評価にされていて頭に来たことを覚えている。まあ、もう辞めるつもりだったのでいいんですけど。
というわけで、
- 現場で役立っても評価されない
- そもそも評価がまともでない
そういうのが一番つらいような気がしました。