今日の剣道の先生のお話
気・体・剣
- 「気」は「面を打つ!」という意思を持って「面!」と発声する。★
- 「体」は体の動き。上半身と下半身で分かれる
- 上半身は正眼の構えから竹刀を振り上げる。このときは左手で上げ、右手はそえるだけにすることで真っ直ぐ上がる。左てはこぶしが額の前ぐらいまで。そして振り下ろして面に当たる瞬間に竹刀をぐっと握る(これで面の位置で竹刀が止まる)当たった瞬間両腕は真っ直ぐに伸びている。★
- 下半身は左足はかかとを親指1つ分浮かした状態で、右足を軽く上げ、重心を前傾にすることを前にでたところを右足でどんと踏む★。瞬間左足が右足の斜め後ろにすり足で位置し、次に右足を上げ、を繰り返し前に進んでゆく
- 「剣」はしっかりと間合いを見据えて、糸の反対側の(真剣では刃になる)先端4分の1の部分で相手の面を斬る★。
と、上記のことを一瞬で全部やらないといけない。★の部分のタイミングが全部同時にならないといけないわけです。
当然全部それを意識してやることはできるわけがないので、こつこつと、一つずつ体に教え込まなければいけない。大変ですが楽しいですがしんどいです。
できるようになるまでどのぐらいかかるんだ????
それはさておき、例によってこれをシステム開発に置き換えてみましょう。(このためにやってるということもないでもない)
- 「気」チームのメンバが目指すゴールが共有されていること
- 「体」チームに開発するプロジェクトに必要なスキルがあること
- 「剣」チームが活動するための環境が整っていること
「気」はSEの腕のみせどころとしかいいようがないですな。
「体」について「ふつうの」プログラマはどう思っているのだろう。どうせ何やるかわからんから始まってから泥縄で…というのも仕方ないが、やっぱりプロなら「これについてはまかせとけ」な一品を持っていて欲しい。だけど残業ばっかりで帰ってから勉強する暇なんかないもんね。
「剣」道具は体の延長である。竹刀もまたしかり、マシンもまたしかり。システムについてよくわかってない偉い人が、セキュリティ上の関係とか言って、フリーウェアのインストールを検証もせず禁じる。Webアクセスもできない。
こうやってみると、プロジェクトって基本がまるでできてない。これをどうやって解決してゆくのかまったくわからない。しかたがないので、自分だけでも実践しようと Haskell に手を出した。