さんぱつ
忙しい日々が続いていたが、隙間ができたので今日は休暇を取った。で、長らくほったらかしにしていたボサボサに伸びた髪を切りに馴染みの理髪店へ。これからの剣道の稽古では汗まみれになるだろうから、ばっさりと短く。
髪を切ってもらいながら、マスターと話をする。
- オレ
- こういうマンツーマンでやる仕事はなんか憧れますねえ。
- マスター
- え、なんで?
- オレ
- 仕事がね、最終的なお客さんの顔が見えなくて、で、直のお客さんと話すわけですけど、直のお客さんがやりたいことと、お客さんの会社の意向とが一致してないと感じるときがあるんですね。
- マスター
- ふんふん。
- オレ
- じゃあ、どうするか、っていうと、まあこっちから提案もするけど、最終的には直のお客さんが決定して、そういうとき、なんか、だれもうれしくない感じの仕事なときがあって。
- マスター
- ははぁ。
- オレ
- で、できあがったとき、なんか達成感がないなあ、とか思うんですな。「ありがとうございました」とか言ってくれはるんですけど。
- マスター
- ふんふん。
- オレ
- で、マスターはオレの髪切ってるわけで、満足してたら次も来るし、いやだったらもう来な:いとか、結果がわかるのがうらやましいなあ、とかね。そりゃ、いろいろ苦労はあると思うけど。
- マスター
- そやね、お客さんにもいろいろおって、細かい指定をしてくる人とかいるわけよ。
- オレ
- ふんふん。
- マスター
- で、そういう人は、言うとおりにできたかどうか、反応してくれるからわかりやすいんよ。
- オレ
- なるなる。
- マスター
- 逆に「適当に」とかいうお客さんだと、自分が「これが似合う」と思うカットして「どうですか?」って聞いたら、「このへんもっと短めがいい」とか言われて、早よ言うてよ、とか思うけど、それは自分が聞き出せなかったから失敗やなあ。とか思ったり、いろいろやなあ。
- オレ
- いつも「適当に」ですんません(w
- マスター
- ははは、で、予約の電話くれたやんか。それで、今度はどんな感じにカットしようかな、いろいろ考えてたねん。
- オレ
- へー。そうなんや〜。それはなんかうれしいなあ。
- マスター
- まあ、「このお客さんにはこれが似合う!」って思う自分の趣味をベースに、お客さんの意見をどれだけ入れるかとか考えるなあ。
もうちょっと最終のお客さんに近いところの仕事がしたいとか思った。
具体的にどうアクションしたものかね。