絵に描いたような悪
ものすごく評判の悪いお客さんのところへの打ち合わせについて行って来たのですが…。
いや、これはすごい。笑うしかない。
絵に描いたように酷い発注元です。
言ってる内容自体はまあマトモと思えないでもないのですが、
言葉の一つ一つが全て人を貶すような言い回しで、
最後に悪魔のような表情でニヤニヤしながら
「私はこのソースコードを見るたびに吐き気がするんですよ。
このとんでもなく腐ったソース!
このどうしようもない、醜いソースをね!」
と高らかに宣言されたんですけど、それ、別にうちが作ったやつじゃないですから。
こーゆー人はなぜこうなってしまったのか、あんまり考えても意味ないんですが、
きっと、だれも言うことを聞いてもらえないので、
ある日怒鳴りつけたら、おそれおののいて、言うことを聞いた人がいて、
それで「ああ、こうやれば人は動くのか、というか、こうしないと動かんのか」
と学習してしまったのでしょうか。
「私たちは技術者ですから
いいモノを作りたいんです。
だから真面目にやって欲しいんですよ。わかってもらえませんか?」
などと言う人と一緒に、いいモノを作りたいなんて思う人はいない、
ということにすら、気が付かない。
というわけで、当面、私は、技術者を名乗るのはやめて、
情報サービス従事者と名乗ることにしました。