セッション取り纏めとプロジェクト取り纏め
先日の日曜日は第5回スムースジャズセッションでありました。毎回寒くなったらどうしようとビクビクしつつ、今回もなぜか前回を越える盛り上がりとなり、まったくありがたい話であります。
ところで、上記セッションで私は取り纏めをさせてもらってるのですが、仕事でプロジェクトを取り纏めることと比較するとなんかおもしろそうな気がするのでやってみました。
- はじまるキッカケ
- セッション:「やろー」と誰かが言う。
- プロジェクト:上司からの命令。
- ゴール
- セッション:参加者が楽しいこと。
- プロジェクト:ブツを作ること・できない場合はその理由を明確にすること。
- メンバ
- セッション:休みの日に自腹で参加する。
- プロジェクト:給料をもらってるので仕事しないといけない。
- 最初
- セッション:やる曲や演奏メンバを募る。
- プロジェクト:参画したメンバとチーム関係を作る。どういうものに反応するか、得意なのか、に注目する。
- 動き始め
- セッション:「こんなんしたいけどいい?」という人にとりあえず「いいですよー!」と言う。
- プロジェクト:小さい失敗を積みつつ、チーム内のルールを少しずつ組み立てる。
- 中盤
- セッション:どんどん決まる曲と、決まらない曲のリストを見てハラハラする。
- プロジェクト:大体メンバのキャラが見えてる(はず)ので、後の流れが見える。偉い人からのちゃぶ台返しのみを警戒する。
- 後半
- セッション:涙を飲んでいくつかの曲を宿題送りにすることを宣言。曲目リストで当日の流れを考える。だけど当日欠席者が出ることは常に意識しておく。
- プロジェクト:うまくいけば後は走るのみ。ちゃぶ台返しがあった場合のことは書きたくない。
- 当日
- セッション:参加者ができるだけ「楽しく」「演奏だけに集中」できるようにする。
- プロジェクト:緊張しつつ納品。ちゃぶ台返しがあった場合は以下略。
もうちょい共通点があってもいいかと思ったけどほとんどないな。
ただ、少なくとも私の場合、いずれも「メンバが一番すごくなるのはどんなときか」というのはいつも気にしています。
- セッションの場合は、メンバが、自分の好きな曲を演奏することだけに集中できるようにすること。
- プロジェクトの場合は、メンバが、自分の好きな・得意な部分を見つけて「それは俺の仕事!」と思ってもらうこと。
ちなみに私のラッパはイマイチですが、スゴ腕のみなさんも私のつたない仕切りに協力してくれます。そういう意味ではプロジェクトの取り纏めも、自分の技術がイマイチでも、メンバが「自分がやるんだ」と思う環境さえ作れれば、うまくいくような気もします。
「リーダーは危なっかしいから、フォローせなと思ってドキドキですわ」なんて言われるようになるべきなのかもしれません。