仕事の話が上手くない人
"話が上手くない人"が説明時に受ける質問10例と原因,対策表 なのだが。
話が上手くない人というのは大体の場合、話す前に、人に話せるように仕事してないんじゃないかと常々思ってる私からみると「問題=できてない 対策=できるようにする」と書いてあるだけの文章にしか見えない。
というか、話が下手な人は、話すこと自体がヘタじゃないことも多い。宴会になったらもうノリノリでしゃべってるかと思えば、私など居酒屋の隅でどうか話題を振られないようにとビクビクしていたりする。
でもね、仕事の話が上手くない人は、わたしから見ると「自分はちゃんと話してるのに、相手に理解力がない」と思ってるケースが圧倒的に多いと感じている。例えば部外者に状況報告するとき「私は○○プロジェクトで○○をやっていまして…」というところから説明すべきだろうに「○○機能の進捗が悪いです」とかいきなり言い出す。私はこれを「アメリカ住所方式」と呼んでいる。福島区大阪市大阪府日本国地球。でもは宇宙人には、ちゃんと地球日本国大阪府大阪市福島区と言ってやれよ。
- 自分がプロジェクトの中でどういうポジションにいて
- どういうアウトプットが求められていて
- アウトプットを出すために必要なリソースは何で
- 予定進捗と実際の進捗がどうなっていて
- 進捗が遅れている場合の理由と、間に合わなかった場合の影響度と、キャッチアップ案があるかどうかと
- 自分だけではどうにもできないとき、誰に泣きついたらいいのか
- 自分がちゃんとやれているかを客観的にチェックできるのは誰か
これが頭にちゃんとイメージできていれば、部外者への報告でも
- 自分がプロジェクトの中でどういうポジションにいて
- 自分のアウトプットの進捗状況(余裕・多分問題なし・多少何かあってもいける・ちょっとでも何かあったら崩壊する・絶対無理)
- 進捗がヤバイ場合の理由と経緯(機能Xが全然テストできてません。今週始めにいきなり仕様変更があったせいです)
- 進捗遅れによる影響範囲(ここはいけますが、このシナリオが通りません)
- キャッチアップ案(もしAくんを3日借りれるならできそうです【Aくんは別のPJで忙しいのでは?とかは考慮しないのが重要】)
が言えるようになるんじゃないかと思うんですが、なかなかむずかしいものです。
でも、うまくしゃべれない人は言うのです「あんな質問がくるとは思わなかった」「いくら話してもわかってもらえない」
自分が上手くしゃべれてないと「本当に」自覚したら、あとはどうとでもなるような気がするのですが、「気付き」ばかりは本人の資質次第でありましょう。
しかし、こういうことを考えているから、コードを書く時間が減るのは dankogai さんの言うとおり。優秀なプログラマにはマネージャと秘書をつけると生産性5倍とか行くかもしれないなあ、というのは私の幻想か。
あなたは優秀なプログラマですか?
わたしはいまのところ違います。