ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

マルコムXをみたころ

マルコムXのことを、24歳の彼は知らないのだが、それはまあ当然かもしれません。
あの映画が公開されたころ、私はまだ若くて、若い人にはよくあると思われる、自分のいる世界に対する不満にどうつきあっていったらいいのかわからなくて、例えば誰かはエレキギターディストーションを深くかけて8ビートで耳を痛めつけてたり、誰かは誰も見たことの無い世界をフィルムに捉えるべく大枚はたいて買ったカメラを抱えて遠くまでいったりしたみたいに、ヒトラーについての本を読んだり、仕事(人生の貴重な時間をお金に変換するための作業)をしたり、誰にもできない音楽を演奏するにはどうしたらいいかいろいろ実験して失敗してたりした。
その後、地下鉄サリン事件があって、そういうことはあんまり考えなくなった。

とか思ってふとみたらアマゾンでDVD売ってた。買おうかな。