ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

いわれたとおりやらない

だれしも、どうしてもできないことが1つはあるらしい。僕は子供の時から今に至るまで「人の言うことを聞く」というのがどうしてもできない人間だった。だから小学校のころ、宿題を忘れて廊下に立たされるという漫画みたいなことは日常的にあったし、読書感想文を書こうと思っても、どうしても本のあらすじばかり書いてしまい何度も再提出させられた挙句見捨てられたりした。

会社に入ってから、先輩や偉いさんの言うことを聞くことがどうしてもできなくて「言われたことを、どうやったら、自分のやりたいことに作り変えられるだろう?」とばかり考えていて、うまくいったときは怒られなかったが、うまくいかなかったが最後、命令された仕事はいつまでも終わらず、だからといって「これはできません」という根性もなく、最後の最後まで放置していたことがばれてとことん怒られていた。

そういう自分をずっとダメ人間だと思っていたのだけど、自分が多少チームメンバの面倒をみたりするようになったらちょっと考えが変わってきた。人の言うことを聞けない僕も馬鹿だったとは思うけど、他人の色が入り込む余地のない仕事のさせかたしかできないやつらには問題があるのだ。

いい仕事は「させる」ことはできない。いつも僕はメンバに言う。「これはどうやったらうまいこといく?」メンバは「自分のやりたいやりかた」を提案する。僕は問題があれば指摘するが、そうじゃなければ「じゃあ、うまいことやっといて」といって、やつらが「おわりました」と言ってくるのを待つ。終わったら見てみる。ダメなら「だめじゃん」といい、OKなら「ばっちりです!!! ご苦労様です!!!」という。それだけでなんとかなっている。

仕事を「させられる」ままでいる人は、今日はしんどいから早く帰りたいとか、来週どんな仕事がくるかわからないから予定を入れられないとか、言われたとおりやったのに文句が出てやりなおさせられたとか、そういうことを言ってはいけない。だって、そういう立場を選択しているのだから。

だから若い技術者のみなさん。年寄りが「大人になればわかる」とか言ってたら、急いで逃げましょう。