ブログは死なず、ただ放置されるのみ。

終わっちゃいましたね。

ピアノと魔法

ジェームス山のK'Sデンキに行ってみて、ついつい電子ピアノのコーナーに足が向いた。
つねづねリビングに一台電子ピアノが欲しいと思っているのだけど、まあそんな安いものでもないので、いつも二の足を踏んでいる。子供に習わせるというのも、身分不相応な気がしてやっていない。
それはさておき、おそらくもう半年は鍵盤に触ってすらいない。愛器(Roland D-70。骨董品)はハードケースに収まったまま押入れでお休みしている。
で、(小心者なので)周りに人がいないのを確認してから弾いてみる。当然指は回らない。それでも、ずっと頭の中にしまいこんでたメロディとコードをミスタッチだらけながら弾いてみたわけで。
演奏というのはよく考えるとすごいことで、自分の頭の中のイメージが、瞬時に現実に出現するということが普通に行われる。演劇とか、スポーツとかも同じような感じだと思うけど、ほとんど魔法の世界なのではないかと思う。それを感じるとができれば、だけど。
こうしてほかの人にとっては雑音でしかないとは思うのだけど、僕は僕のメロディを頭の中だけで聞くより、たどたどしくても耳を経由したほうがうれしく感じられ、もっとうまく弾けたらもっとうれしく感じられるだろうにとがっかりし、店を後にした。

で、帰ってきて、キーボードとベースを引っ張り出して、いつでも音を出せる状態にしてみた。
渡る世間は鬼ばかり」のテーマを弾いてたら、よめさんに「何弾いとん」と突っ込まれた。聞いてたのかよ。